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 園主 園主

今回は、私が農業をやってみたいと志してから今まで読み漁った農業本の中の
おすすめの書籍を紹介します。

ジャンルは私独自の選定です。

また、難易度の☆は数が少ないものは初心者向け、多いものは上級者向けです。

儲かる!西出式農法

著者:手島 奈緒 

ジャンル:農業の基本

難易度:☆☆

北陸のすご腕農家さん、西出さんの考え方が凝縮された一冊です。おいしい野菜を作る意味、農業で稼ぐとはこういうことだ、と教えてくれます。
印象的だったのは西出さん本人は農薬不使用で栽培していますが、初心者の農家さんはまず慣行農法からきっちりやるべきという考え方。タイトルに「儲かる!」というチープなワードを使わなければ確実にもっと部数が伸びているはずの良書。

 

循環農法

著者:赤峰勝人

ジャンル:農業の基本

難易度:☆

農薬・化学肥料不使用勢のバイブル。農薬・化学肥料を完全に否定していますが、良い土ができるまでのプロセス、雑草による土壌診断はとてもためになります。
科学の否定や人糞堆肥を勧めるなど謎な点は多々ありますが、とても柔らかく読みやすい文で畑や野菜への愛情が伝わってくる本です。
ご自身の農業感のバランスに自信のある方にはとてもおすすめです。

図解でわかる農薬の基本

著者:寺岡徹

ジャンル:農薬

難易度:☆

初心者向けで非常にわかりやすい農薬の本。農薬ってこういう効き目、こういう過程で作られたという裏側までしっかりわかる一冊。農薬=キケンというステレオタイプをぶっ壊す、農薬に対する正しい知識を得られる本です。

野菜の作業便利帳

著者:川崎重治

ジャンル:農作業

難易度:☆

農作業の失敗あるある本。こんな思い違いしてこんな失敗してないですか?その失敗の理由は…といった要領でよくある失敗を次々に解説していきます。野菜作りを1サイクル回してみて農作業を一通り覚えたところで一度読んでおきたい本です。

新しい土壌診断と施肥設計

著者:武田健

ジャンル:土壌診断

難易度:☆☆☆

土壌診断の基礎知識はこの本と養分バランス施肥の武田先生著の2冊で網羅できるほどわかりやすく解説されています。
土壌診断はこの数値を見るものだ、という提案だけではなく、実際の畑の改善例までまとめてあるのでとても参考になります。私も土壌診断をするたびに、診断結果と武田先生の本が欠かせません。

養分バランス施肥

著者:武田健

ジャンル:土壌診断

難易度:☆☆☆☆

固相・気相・液相の考え方にフォーカスした一冊。ここを押さえれば水やりの最適な量や土作りの考え方のベースとなる知識がみにつきます。上の「新しい土壌診断と施肥設計」とセットで何度も読み返します。

緑肥作物とことん活用読本

著者:橋爪健

ジャンル:緑肥

難易度:☆☆☆☆

土作り、とりわけ物理性の改善に最適な緑肥。その緑肥の種類や栽培サイクルを網羅している一冊。畑の病気対策や排水対策など目的ごとに最適な緑肥作物を提案してもらえるため、1農家に1冊レベルの本。巻末にはメーカーごとの緑肥の品種まで紹介している徹底ぶり。緑肥=土作りに良い という意識の方は手放せなくなること間違いなしな本です。

農業に転職!就農は「経営計画」で9割決まる

著者:有坪民雄

ジャンル:農業経営

難易度:☆☆☆☆☆

私が心から尊敬する現役農家の一人、有坪大先生の著書です。徹底的な合理主義のリアリストである元コンサルタントの著者。有坪先生を納得させうる経営計画を作れば、営農の成功確率はグンと上がります。その納得させる方法、向き合うべき課題について詳しく書いてあるので農業研修生におすすめの一冊です。

誰も農業を知らない

著者:有坪民雄

ジャンル:農業業界

難易度:☆☆☆☆☆

一言で言えば、マスコミのプロパガンダや固定観念を論破する本です。農業への視点の違いから起こる何となくのイメージと勘違いと政策の矛盾に対する主張。

植物の体の中では何が起こっているのか

著者:島田幸久 萱原正嗣

ジャンル:植物学

難易度:☆☆☆☆☆

植物が植物たる所以、植物のメカニズムを紐解く一冊。中学校の生物の授業を深~く掘った内容です。植物が肥料を吸う原理や光合成の仕組み、葉緑体の役割までマニアックなのにとてもわかりやすく解説しています。植物に日頃から触れ合っていないとやや遠い話と感じてしまうかも。

野菜の便利帳

著者:板木利隆

ジャンル:事典

難易度:☆

野菜に携わる仕事かどうか関係なく、一家に一冊ほしい本です。特に産地や品種まで載っている網羅性が好きです。

Theサラダ&スープ500

著者:柴田書店

ジャンル:レシピ

難易度:☆

当方、ベビーリーフに力を入れて栽培しているので、どんなサイズがよいのか、どんな色味が良いのか、どんな種類が良いのかを参考に使っています。飲食店様と生産者との野菜の使い方に対する考え方をつないでくれる一冊です。

内田悟のやさい塾

著者:内田悟

ジャンル:事典

難易度:☆☆

野菜の旬を走り、盛り、名残りと3分割した上でそれぞれ味や食感を活かすための調理法を紹介する一冊。野菜への包丁の入れ方や火の入れ方を事細かに紹介しているため、営業トークやポップ制作時に重宝します。


暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二カ月

著者:久保田豊和

ジャンル:二十四節気

難易度:☆

二十四節気って現代でも結構役に立ちます。昔から伝わる畑仕事の知恵を現代に活かせます。猛暑、台風など予期できない自然災害に畑仕事の計画がうまくいかないときには二十四節気で一つのPDCAサイクルを回すことをおすすめします。

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