農家におすすめ会計ソフト｜クレジットカード3選

申告義務は就農1年目から必要です。

しかしいきなり税金関係のことを勉強しても覚えきれません。

会計士の先生はお金がかかりそうだし・・・

そんな方は会計ソフトを使って少しずつ税金のこと、お金の流れについて覚えていきましょう。

実際、会計ソフトを使うと使わないのでは申告関係の事務作業が10倍ほど変わってきます。

今回は慣れない事務仕事を超速でしてくれるソフトについて紹介します。

また、会計ソフトと紐づけるべきおすすめのカードについても紹介します。

 

会計ソフトとは

申告、帳簿、税金と聞いて何かめんどくさそうなイメージを抱いていませんか？

青色申告だけではなく、白色申告もめんどくさそうだと思ったあなた、私もそうでした。

今まで白色申告をめんどくさいと思っていましたが、あるツールを使えば手間は10分の1以下で白色申告から青色申告へできます。

それが会計ソフトです。

青色申告と聞いて何かめんどくさそうなイメージを抱いていませんか？

会計ソフトがあれば確定申告の手間を10分の1以下にまでしてくれます。

確定申告

確定申告とは

所得税及び復興特別所得税の確定申告は、毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた全ての所得の金額とそれに対する所得税及び復興特別所得税の額を計算し、申告期限までに確定申告書を提出して、源泉徴収された税金や予定納税で納めた税金などとの過不足を精算する手続です。

出典：国税庁https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/hajimete.htm

個人事業主の方は申告の義務があります。

そして申告には青色申告、白色申告の2種類があります。

ざっくりというと以下の通りです。

青色申告→メリット大　手間かかる
白色申告→メリット小　手間ほとんどなし

青色申告とは

日々の取引をすべて複式簿記で帳簿へ記録し、その帳簿を一緒に申告する制度です。

帳簿を記録する必要があるため、手間がかかります。

その手間代として所得（売上から原価などを差し引いた額）から最大65万円分もの税金が安くなるというメリットがあります。

他にも赤字を3年間繰り越す、家族への給与が経費に計上できるなどといったメリットがあります。

白色申告とは

青色申告に比べ、簡単な単式簿記でOKです。

申告書もとてもシンプルなものです。

その代わり手間のかかる青色申告よりも受けられる恩恵は少ないです。

会計ソフトのメリット　記帳の手間

青色申告で必要な申請書、帳簿、決算書の作成を会計ソフトはひと手間でやってくれます。

ソフトを使わず記録する場合は買い物のたびに消耗品なのか動力交通費なのか、接待交際費なのかという決められた「勘定科目」を毎回仕分けなければいけません。

会計ソフトならそんな手間はありません。AIがやってくれます。

クレジットカードと紐付ければ決済と同時に記帳、申告書の指定された場所に記入、決算書の作成まで行ってくれます。

特に難しい設定も何もなく、その書類を税務署に提出するだけで青色申告が終わり、所得控除65万円ハイ毎度アリといった具合です。

かんたんそうですよね？

会計ソフトのメリット　帳簿の保存

帳簿書類の保存期間

保存が必要なもの			保存期間
帳簿	仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳など		７年
書類	決算関係書類	損益計算書、貸借対照表、棚卸表など	７年
	現金預金取引等関係書類	領収証、小切手控、預金通帳、借用証など	７年（※）
	その他の書類	取引に関して作成し、又は受領した上記以外の書類（請求書、見積書、契約書、納品書、送り状など）	５年

※前々年分所得が300万円以下の方は、5年

出典：国税庁　https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/01_2.htm

帳簿は提出したら終わりではなく、そこから5～7年、保存しなければいけません。

どこにしまったっけなぁ～？

とか

書類にコーヒーをこぼしてしまった！

なんてことになりません。

会計ソフトならクラウドで保存・管理できます。

会計ソフトのメリット　残高の即時把握

外出先で、

「あの取引先に振り込んだっけな？」

とか

「今月あといくら分まで投資に回せるかな？」

といったことの確認が、会計ソフトを使えばすぐにできます。

クラウドで管理し、出先のノートPCやスマートフォンであなたの口座はもちろん、財務諸表や決算書もすぐに確認できます。

 

おすすめ会計ソフト

人気の会計ソフトの共通点は

・簿記の知識が不要

・集計レポートの作成アリ

・税制改正に即時対応

という共通点があります。

前提として、これから紹介するソフトは

「簿記の知識がない」

「確定申告は初めてのフリーランス歴浅め」

「とにかく面倒くさい、だけど青色申告の控除は受けたい」

という方向けに作られています。

その上で、それぞれの特徴についてまとめました。

freee

「スモールビジネスを、世界の主役に」

freeeはスモールビジネスのためのプラットフォーム作りに力を注いでいます。

個人のフリーランスから中小企業の経理担当の方まで幅広く活用されています。

ソリマチ

「お客様の喜びを喜びに」

ソリマチの特徴はなんといっても商品ラインナップの大佐です。

ユーザーごとの細かな要望をくみ上げ、商品化するというユーザビリティにたけている会社です。

また、農業簿記に特化したサービスも取り扱っています。

マネーフォワード

「お金を前へ。人生をもっと前へ。」

マネーフォワードの特徴はデザイン性の高さ、操作性の良さが特徴です。

困ったことがあったらチャットで質問し、すぐに回答してもらえます。

クレジットカードの登録

会計ソフトの設定に欠かせないのがクレジットカードの紐付けです。

クレジットカードを紐付けることで、紐付けられたカードを使って買い物の決済をすれば、

カードと確定申告の会計ソフトを紐付けることで損益計算書貸借対照表給付金取得に必要な帳簿間でも自動で作成されます。

おすすめのクレジットカード

会計ソフトとe-Taxこれらのこれらを組み合わせることで確定申告の作業はレシートとにらめっこして帳簿とにらめっこして鉛筆カリカリする事はほとんどありません。

確定申告で1番大変な作業は自分のお金をどれだけ使ったか、自分の口座にどれだけお金が入ってきたかです。

これを自動化するには現金払いを最小限に抑え、カード決済をすることです。

会計ソフトとクレジットカードを紐付ければ買い物のたびに帳簿を記入する手間が省けます。

ただしレシート・領収書は数年間保管する義務があるのでその点は注意しましょう。

農林中央金庫（JAカード）

私の周りの農業従事者クレジットカードシェアはおそらくナンバーワンです。

メリットはJA直売所の割引とガソリン割引です。

JA系のガソリンスタンドは採算度外視なのでは？と心配になるほどガソリンが安いです。

その安い価格からさらに2円/L 引きとは、うれしい割引額です。

デメリットはJAガソリンスタンドが地域によっては全くないというところです。

政令指定都市近隣の市町村にはほとんどないイメージです。

自分の就農地の近くにJAガソリンスタンドがある場合はこのカード一択なのではないでしょうか。

また、JA直売所で野菜だけではなく肉や魚、調味料も買い物できるため、そこでの5％オフはうれしいですね。

さらに、今なら入会特典で10000円分相当のポイントももらえます。

楽天カード

ECショップ最王手の楽天が発行する楽天カードです。

メリットはポイントの集めやすさ・貯まりやすさです。

楽天市場でのお買い物で普段は3～5％、キャンペーン中は～50％ほどつくこともあります。

ポイント50％とは、1000円の買い物をした場合500円分使用できるポイントが付く、というイメージです。

さらに、楽天市場の中だけではなく、スーパーなどの普段のお買い物でもポイントが付きます。

デメリットはポイントに有効期限があるということです。

せっせと集めた何千、何万ポイントが有効期限が切れてしまう、なんてことがないように注意しましょう。

 

出光クレジットカード

王手ガソリンスタンド、出光のクレジットカードです。

メリットはわかりやすく、出光のガソリンがとにかく安くなります。

使えば使うほど割引額が多くなり、最大で8円/L まで安くなります。

デメリットは他のカードと違ってガソリンの割引以外の恩恵がない、という点です。

まとめ

今回はお金の守り方について紹介してきました。

ソフト導入1つで作業量やストレスがかなり軽減されます。

さらに決済手段を変えることでお得にポイントがたまります。

自分のスタイルに合った最適な方法を探してみて下さい。