【ルバーブの旬はいつ?】ルバーブの基本情報やレシピ、栄養成分の紹介

【ルバーブの基本情報】
蕗(ふき)のような見た目と、独特な色合い。さらに毒があるとかないとか言われている謎の多い野菜“ルバーブ”。この記事ではルバーブの基本情報から栄養素、レシピなどを紹介していきます。
ルバーブの栽培についてはこちらからどうぞ。
ルバーブの育て方を解説します。栽培はとっても簡単ですが、暑さと湿気に弱いので、夏場の管理には要注意です。 ルバーブを枯らしてしまう原因は大抵同じパターンなのでよくある失敗例も紹介します。
ルバーブとは
ルバーブとは和名を大黄(ダイオウ)という、宿根草の植物です。原産地はシベリア南部でイギリスでは現在でも親しまれている野菜です。もともとは茎を下剤として使用されてきましたが、現在では品種改良が進み、食用のものが販売されています。下剤として使用されてきたものは“チャイニーズ・ルバーブ”や“イースト・インディアン・ルバーブ”で「最も安全な下剤」と言われ、長く利用されてきました。
現在、食用とされているルバーブは“ガーデンルバーブ”という品種で食用ダイオウのことです。このルバーブの茎をジャムにして食べます。なお、葉っぱはシュウ酸という有毒物質が含まれているため、食べることができません。
ルバーブの花言葉
ルバーブの花言葉は「迅速」「快速」「忠告」です。食べていい場所と有毒な場所があることや、薬草として優れた効果があることから何となくイメージできますね。
ルバーブの種類
ルバーブには真っ赤なもの、赤と緑のグラデーションのあるもの、緑色のままのものの3種類あります。
寒さに当たるととても鮮やかな赤色になりますが、遮光しても赤くなります。見た目は赤色のものが鮮やかですが、緑色のものは香りがとてもよく、まろやかな口当たりです。
ルバーブの産地
ルバーブの原産地は南シベリアと言われているため、寒い地域に向いた作物です。日本の主な産地は長野県や北海道です。これはルバーブが夏の暑さに弱いため、これら以外の地方では夏の暑さにやられてしまうためです。しかし、夏を越さない前提の1年草としてならあらゆる地域で栽培することができます。ただ、寒さに当たった方が色鮮やかな赤色を発色させられるため、なかなか全国的には広まらない可能性が高いです。
ルバーブの歴史
昔からヨーロッパでは中国やチベットからルバーブを輸入していたそうです。マルコ・ポーロの旅行記には「中国にてルバーブを買い漁る商人」の記述があるといわれているため、マルコ・ポーロ自身がルバーブを初めて見た西洋人とされています。
また、シェイクスピアのお芝居のワンシーンにもルバーブが出てくるそうで、これらのことからルバーブが広く、民に親しまれているということがわかります。
ルバーブの効能・成分

別名を食用大黄というだけあって栄養豊富なルバーブ。大黄とは、漢方で使われている、整腸作用をよくする働きを持つ薬草です。
ルバーブの栄養素
ルバーブに含まれる栄養は、カロテン、ビタミンK,E,B1,B2,B6,C,葉酸、ナイアシン、パントテン酸、
ナトリウム、カリウム、カルシウムなどのミネラル、食物繊維などが含まれています。特にカリウムは茄子やキュウリの2倍ととても多く含まれています。
また、その赤い色素からわかるようにアントシアニンも豊富に含まれています。
ルバーブの効能・成分
成分 |
効能 |
βカロテン | 抗酸化作用、アンチエイジング、免疫力を高める |
ビタミンE | 老化防止 |
ビタミンK | カルシウムの吸収をサポート |
ミネラル | カルシウム、鉄分、マグネシウム |
ナイアシン | うつ病改善、アンチエイジング |
パントテン酸 | 皮膚を正常に保つ、代謝よくなる |
葉酸 | 動脈硬化予防、認知症予防 |
食物繊維 | 整腸作用、血糖値上昇を抑える |
アントシアニン | 眼精疲労予防、抗酸化作用 |
ルバーブのレシピ
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ルバーブは生で食べると繊維だらけで固いですが、熱を加える、砂糖やグラニュー糖に付けておくなどの調理をすると面白いくらいトロトロで美味しくなります。
食感を残したい場合は特に熱を加え過ぎないように気を付けましょう。
ジャム
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ルバーブを2~3センチ大にきり、水気をよくとります
ルバーブと砂糖を煮詰めて完成。
シロップ漬け
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ルバーブを3~4センチの大きさに切り、砂糖をたっぷりとかけて混ぜておきます。
しばらく経つと汁が出るので、その汁のみを火にかけます。
適当な濃さになったら完成。
まとめ
なんとも不思議な野菜ルバーブ。なかなか販売されているところを見かけないし、通販だと高すぎると感じる方も多いのではないでしょうか。そんな方へ次の記事ではルバーブの育て方について紹介したいと思います。