【かぼちゃの育て方】失敗しないための栽培方法

料理やお菓子づくりでも活躍するかぼちゃは、家庭菜園でも人気がある野菜の一つ。
家庭菜園向けのミニカボチャなど、品種もさまざまで初心者の方でも挑戦できます。

しかし、つるを伸ばしながら成長するかぼちゃは、適切な品種選びと十分な栽培スペースの確保が必要です。

この記事では、かぼちゃの品種選びから栽培方法、失敗しないために抑えておくべきポイントを紹介します。

かぼちゃの基本情報

かぼちゃは、ウリ科カボチャ属に分類されるつる性の野菜。日当たりと風通しの良い場所を好み、やや酸性の土でよく育ちます。

かぼちゃの種類は以下の3つに大きく分類されます。

  1. 西洋かぼちゃ
  2. 日本かぼちゃ(ペポカボチャ)
  3. ミニカボチャ

1.5〜2.0kgほどの重さの西洋かぼちゃは、栄養豊富で大きく実るのが特徴。
日本かぼちゃは、地方品種が多く、おもしろいかたちをしている品種もあるのが特徴です。
ミニカボチャは、重さ500gほどで小さく実が成るため、プランター栽培や面積が限られた家庭菜園で人気があります。

かぼちゃには、さまざまな品種があります。育てたカボチャをどう使うか、用途に応じて品種を探して育ててみて下さいね。

かぼちゃの品種と特徴

かぼちゃはさまざまな品種があり、それぞれ異なる特徴を持っています。代表的な品種と特徴についてご紹介します。

坊ちゃんカボチャ

500gほどで、家庭菜園に向くミニカボチャの人気品種。開花から40日ほどで収穫できる早生(わせ)品種の一つです。

グラッセ

うどんこ病に耐性がある初心者の方にもおすすめの人気品種。重さ1.9kgほどの黒皮で、たくさん収穫できるのも魅力の品種です。

バターナッツカボチャ

ひょうたん型のかわいらしい見た目のかぼちゃ。繊維質が少なく、スープやお菓子にするとおいしい食感を楽しめます。

 

かぼちゃ栽培の手順とポイント

かぼちゃは畑で育てるのが一般的ですが、プランター栽培も可能です。プランターで育てる場合は、大型プランターを用意し、つるを誘引するための支柱を用意しておきましょう。

 

かぼちゃ栽培の手順は以下のとおり。

  1. 種まき
  2. 植え付け
  3. 支柱立て
  4. つるの整理・誘引
  5. 追肥
  6. 人工授粉
  7. 収穫

 

1.種まき

まず、かぼちゃの種を用意し、春から初夏の適切な時期に種まきを行います。

一般的には3月中旬~5月中旬になります。

地域や品種によって異なる場合があるため、種袋の裏をよく確認してください。

2.植え付け

植え付け2週間前にたい肥と苦土石灰をまいて畑をよく耕して水はけを良くし、日当たりの良い場所に植えましょう。

プランター栽培の場合は、野菜用の培養土がおすすめです。

3.支柱立て

伸びたつるを誘引するための支柱を立てます。

かぼちゃのつるを支えられる、太めの支柱を選び、風で倒れないように補強しておきましょう。

畑に十分な広さがある場合は、地面を這わせて育てる方法もあります。

4.つるの整理・誘引

つるが伸びてきたら、整理をしながら誘引していきましょう。
大きく育つ西洋かぼちゃは、親づる1本と子づる1本に、
ミニカボチャは親づる1本にして小づるを摘み取ります。 

つるを誘引する際には、折れてしまわないように余裕を持たせて支柱に誘引していきます。

5.追肥

実がつきはじめたら、追肥として化成肥料をまいていきましょう。

肥料は、1㎡あたり約30gが目安です。

この頃になると根が地中にたくさん伸びているため、プランター栽培では水切れに注意しながら育てていきましょう。

6.人工授粉

育てている場所が住宅地であったり、雨が続いたりする時期は、花粉を運んでくれる虫が少なくなります。

おしべの花粉をめしべに付けて人工授粉をすると、確実に実をならせることができます。

7.収穫

西洋かぼちゃは、へたがコルク化した頃が収穫のサインです。

種類によって異なるため、種袋などで収穫時期を確認しておきましょう。

かぼちゃは収穫後も日陰でしっかりと乾燥させることで保存が可能です。

病害虫について

カボチャ栽培で気を付ける病害虫は、「うどんこ病」「モザイク病」「アブラムシ類」など。

病害虫がついていないか、定期的にチェックをおこない、適切な対処をして、健康なかぼちゃを育てていきましょう。

病害虫からかぼちゃを守るためには、土の水はけを良くし、風通しのよい場所で育てることが重要です。また、肥料切れにも注意して元気なかぼちゃを育てていきましょう。

かぼちゃ栽培についてのQA

家庭菜園でも人気のかぼちゃは、育て方のポイントを抑えれば挑戦できる野菜です。
しかし、芽が出なかったり、実が成らなかったり、環境によってはうまく育たないこともあります。 

かぼちゃ栽培の失敗するポイントを押さえて、未然に防いでいきましょう。

種から芽がなかなか出てきません。

かぼちゃの発芽適温は25℃前後で発芽日数は35日が目安。
発芽には温度が必要になるため、地温がしっかり暖かくなってから種まきをするのが望ましいでしょう。

また、芽が出るまでは土を乾かさないようにすることが大切です。ポットに種をまく場合は、土の乾燥に注意して水切れを起こさないように注意しましょう。

花が咲くのに実が成りません。

かぼちゃには、「雌花(めばな)」と「雄花(おばな)」が咲きます。
花が咲いているのに実が成らない場合は、うまく花粉が運ばれていない可能性が考えられます。 

なかなか実が成らない時は、人工授粉をして確実に結実させてあげましょう。
人工授粉は早朝~お昼前におこないましょう。お昼を過ぎると、花がしぼんできます。

かぼちゃはほったらかしでも栽培できますか?

広い畑では、かぼちゃはつるを伸ばしながら成長し、収穫量を増やしていきます。

ほったらかしで栽培しても枯れる心配はありませんが、雑草が病気を媒介するため、草の管理は必要です。

しかし、生育範囲が限られる家庭菜園やプランター栽培では、つるを整理する手入れは欠かせません。

おいしいかぼちゃをたくさん収穫するためにも、適切な剪定や施肥をおこなうとよいでしょう。 

まとめ

かぼちゃは暑さに強く、生育旺盛で家庭菜園でも育てられます。
品種によって大きさや収穫時期が異なるため、地域に合った種類からはじめるのがおすすめです。

かぼちゃ栽培はわりと手間がかからないため、初心者の方におすすめです。
ぜひ、家庭菜園でおいしいかぼちゃ栽培に挑戦してみて下さいね